ただの日常、タダの呟き

誰にも活力を与えない脱力系ブログ


宝くじを
毎年
買う大人。

実は、
自分の
父なのだが…。

駄目か~とか。
またか~とか。

数字を
照らし合わせながら、
ボヤいている。

毎年恒例なんですが。

ま~ボヤいている。

70手前の
オッサンが
ボヤいてる。

他人から見れば、
そこそこ良いラインの
人生を全うしたし。

来年どうなってるか、
なんて分からない
病気も患ってやがるのに。

まだまだ
夢は買うらしい。

馬鹿だな~とか、
クチでは言ってっても。

心の底では、
カッケーなーと
思ってることは。

絶対言わない。

死んでも、
やっぱ言わない。

ただ。

うん。

そういう男に、
やっぱり憧れる。


くそっ!
まだまだ高い
オヤジの背中。


 

 

 

 

環境や立場が
変わっても。

働くことに慣れる、と。
ふと、たまに気づく。

同じことの繰り返し。
同じ日々の繰り返し。

こんなこと
あと何年続ければいいのか。

何年も前と
同じ愚痴を言って。

自分のストレスの
捌け口を見つけて。

酒に酔っ払って、
言い過ぎたと自省する。

こんなこと
あと何年続ければいいのか。

とか。

言ってもまた繰り返す。

何が正しくて、
何が悪いのか。

淡々とこなしていけば、
それで全てオッケーなのか。

淡々と敵を作らず、
こなしていけば良しなのか。

とか。

言ってもまた、
同じことを繰り返す。

思考の方向性を
どこか違う所に
持っていけば…。

少しは楽なのか。

少しは楽しいのか。


息が詰まる。




 


自分の名前の
由来を親に
聞いたことがある。

文“章”に“弘”く。

精通するように。

そんな想いが、
込められた名前らしい。

ただ当の本人は…。

活字が嫌い
だったし。

国語なんか
2以上の評価を
受けたことがない。

名前の由来を
聞いて初めて。

何かしら
その方面で。

意味のある
仕事をしたいと、
思ったこともある。

ホント親も
勝手だし。

与えられた
運命じみたモノに
突っ走った本人も。

やっぱ勝手だ。

ただ。

他人にとっては、
些細なことなのだが。

自分にとっては、
大切なものは。

やっぱあって。

ずっと、ずっと。

魚を食べた後に、
歯に挟まった骨みたいに。

取れそうなようで、
取れないことが。

ずっと
シコリのように
引っかかってる。

やっぱ。

名前って、
結構人様の
運命を左右する。

キラキラネームとか、
付けられた子供は。

ほんと大変なんだろう、な。


 

 

妹みたいな友人の話。

“大動脈炎症候群”

こういう病気の
名前を知ったのは。

4年前の話。

耳鳴り、立ちくらみ、失神。

そんな症状が
頻繁に起きる
原因不明の難病。

通勤前の自宅で、
突然意識が無くなり、
救急車で運ばれて…。

そのまま1年の
寝たきり状態に。

様々な病院で
治療を施し、
体調も安定しない
毎日が続いたらしい。

投与した薬の
副作用で顔が
パンパンに膨れ上がり。

アンパンマンみたいでしょ」

と笑って見せる、
彼女の笑顔が
少しだけ痛々しかった。

入退院の末、
去年から病状は回復し、
働けるまでに元気になった。

昨日……。

そんな彼女の
結婚式に招待された。

天気予報は雨。

もちろん当日も
土砂降りの、
やっぱ雨。

神様も
意地悪だよな~と、
思いつつ。

駅前ホテルの
最上階で、
披露宴はスタート。

この年になると、
大抵の演出にも
まー慣れたもので。

大した
感情の揺れもない。

だろうと、
思っていた……。

純白の
ドレスを纏った
一人の女性が……。

父親であろう
男性に連れられて、
入場して来た時。

あまりにも
その佇まいが
綺麗すぎて。

涙が止まらなかった。

なぜか嘘みたいに
その瞬間だけ
意地悪な
雨も止んで。

窓から差し込む
太陽の光が
彼女を照らす。

死にたい、
死にたいと……。

泣きながら
電話してきた
彼女の過去の
言葉がなぜか頭を過ぎり。

感情が溢れ、
涙を抑える事が
できなかった。

今まで見てきた
どんな花嫁よりも
心底美しいと思った。

本当に綺麗だった。

どうか……
末永くお幸せに。

ステキな一日を
ありがとう。


 

 

充電恐怖症。

携帯電話を
持つようになって。

充電のメモリが
少しでも減ると。

気になって、
ソワソワする。

掛かって
来るはずもない。

誰かの電話や
メールを変に期待して。

仮に返事が遅れたら、
相手に失礼ではなかろうか。

と、恐怖症とともに、
自意識過剰も
なぜか併発する。

充電が切れている
ほんの僅かな時間に。

誕生日でもあるまいし、
メモリの減りと反比例して。

妄想着信数も、
どんどん増えていく。

あー。

電力が
乾電池の時代は、
すぐに諦めも付いたのに。

あの電力が
途切れていく
儚さがなんとも
良かったのに。

特に
ウォークマン
断末魔は、
まー微笑ましかった。

んー。

この性格は、
やっぱ治りそうにない。