真央ちゃんの法則

昨日自分の
携帯の着信が鳴った。

電話の相手は……母だ。

着信を出るや否や、

「アンタ真央ちゃんが、真央ちゃんが…」

……と興奮気味だ。

内容を要約すると…。

1年間の休養を経て、
見事復帰を果たした
浅田真央選手の話だった。

まるで自分の孫の活躍を
喜ぶかのような話っぷり。

聞いてるコチラもつい嬉しくなる。

と、ココでふと思う…。

なぜ彼女が福岡のド田舎に住む、
一度も会ったこともない、
還暦過ぎの母を惹きつけるのか。

またフィギアの
「フィ」の字も知らない
自分までもその活躍を聞き、
良かったと安堵するのか。

そこには真央ちゃんの魅力が
隠れているような気がする。

もちろん実績や
技術的な面は言わずもがなだが…。

浅田真央という選手を、
嫌いだという人間はボクの周りにはいない。

むしろ好感を抱いている人間が大半だ。

そこには一流の選手であるにも関わらず、

「素直さ、誠実さ、ひたむきさ、愛らしさ」

を兼ね備えていているからではないかと考える。

そこで自分も含めて周りを見渡すと、
彼女より何年も生きているにも関わらず、
反真央ちゃん的な人間は本当に多い。

真央ちゃんが愛され続ける法則を、
少しでも職場や私生活で取り入れれば、
もう少し愛される生き方ができるのではないか。

素晴らしい演技を終え、
氷上で輝くあの愛らしい笑顔に、
また一つ学んだ気がした。

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