ただの日常、タダの呟き

誰にも活力を与えない脱力系ブログ

駅携帯

 

駅の
ホームで。

携帯を
拾った。

とりあえず、
駅員さんに
渡しておくかと。

手にした瞬間。

着信履歴の
多さにまず驚く。

 

そんなコッチの
テンポもいざ知らず。

すごい勢いで
掛かってくる着信君。

もちろん
液晶に
映っているのは。

自分の
メモリーには、
記憶すらない相手。

一応挨拶がてら、
電話に出る。

電話の相手は
持ち主の
友人らしい。

一昔前の
お見合いみたいな
間の悪い会話が続き。

そんな会話の
終わりに。

ステキな
感謝の言葉を頂いた。

その後また
別の着信があり。

携帯の持ち主から。
直々に感謝の
お電話が。

その後……。

駅員さんに
渡した時にも
深く感謝される。

今時誰でも
持ってそうな携帯を
拾っただけなのに。

人生の中で、
会ったこともない、
またこれから会うこともない。

3人のニンゲンから
感謝される。

こんな事は、
まーそうそう
アルモノデハナイ。

なんとも
ラッキーな
一日だった。

今度は、
自分の携帯でも
落として。

感謝の
お裾分けでも
しようかと。


ちょっと
思ったけど。

やっぱり、やめた。