ただの日常、タダの呟き

誰にも活力を与えない脱力系ブログ

蝉がミンミン、
鳴いている。

……………儚い。

ん?儚い?

とは誰が決めたのか。

そもそも「儚さ」を、
感じてしまうのは…。

地上で鳴いている、
期間が短いからで。

その「儚さ」は、
人間が勝手に決めた
物差しなのではないだろうか。

もしかしたら、
土の中では結構蝉ライフ、
謳歌しまくって。

いい大学出て、
いい所に就職し。

ステキな伴侶も見つけ、
プライベートも
充実してたかも知れない。

子供も結婚して、
孫も出来たし、
のんびりセカンドライフ満喫して。

最後の思い出とか
なんとか言って……。

退職金使って、
月旅行に行く感覚で、
地上に出て鳴いているかも知れない。

そんな「儚さ」とは
無縁の生き物の可能性は。

ないのか、否か。








歴史には、
義と信があるから好きだ。

皆命懸けで、
誰かを愛し、
誰かを信じ、
誰かを慈しむ。

必死な生き様を感じる、
だから好きだ。

死と隣り合わせで、
生きているから、
ただただ混じりっ気がないのだ。

今のご時世は、
どうだろう。

皆周りに流され、
皆周りの目ばかりを気にし、
周りと同じことを皆望む。

上っ面の距離感が、
非常にうっとおしい。

与えられた一日に、
一喜一憂し。

妬み嫉みばかりが目につき、
心の底から誰かを
羨まない日など一日ともない。

 

もっと純粋に、
もっと素直に。

生きてきたい、
そう思う。

うん、そう思う。


 

周りや
環境のせいにするのは。

結構楽なので。

そういう事に慣れると、
途端に成長が止まる。

 

たまに。

 

主観を離れて、
そっと客観視する。

 

そんな癖が、
いつの間にか着いた。

 

なるほど。

 

とりあえず。

 

自分を取りまく、
嫌々な原因は……。

 

自分のせいにしてしまえば、
楽だったりするのか。

 

よし。

 

とりあえず、
テメェのせいにして。

 

さっさと成長して、
この程度の嫌々からは。

 

抜け出してしまおう。

 

そう。


たぶんそれが、
一番楽な方法なのだ。


と、ふと思う。