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ただの日常、タダの呟き

誰にも活力を与えない脱力系ブログ

雨3

 

フラフラと、
歩いていたら…。

進行方向とは、
逆の横断歩道で。

お爺さんが。

ゆっくりと
杖を付きながら。

トボトボと
歩いている。

雨もザーザー
降っていたので。

なんとも
失礼ながら。

その歩みが、
カタツムリ
みたいで。

なぜか愛らしく、
想像して勝手に
ほくそ笑む。

淡い色した
紫とピンクの
紫陽花なんぞ
近くに咲いてたら。

さぞや
絵になるな~と、
思っていたら。

青信号が
非情にも
チカチカと
点滅しだした。

お爺さんは、
まだ半分も
渡りきっていない。

その光景を。

直接見ている
訳ではないが、
視界には入っている。

青信号が、
赤信号に
変わっても。

お爺さんの
ゴールは
マダマダ遠い。

進行方向の
青信号も
ソッチのけで。

気にしている
コッチもなぜか
ソワソワしてくる。

気がつくと。

連鎖的に
車の不快な
クラクションが
歩道の周囲に
響き渡る。

これはさすがに、
手を貸した方が
いいなと思った。

その瞬間。

金髪の鼻ピー、
革ジャンロッカー風の
若者二人が。

赤信号の
横断歩道に
サッと飛び出して。

お爺さんの
両手を引いていた。

もちろん雨の中、
彼らはびしょ濡れだ。

何分もかけて
セットしたであろう
髪型も崩れている。

その光景が、
なぜか美しく。

安堵はもちろん、


ヨノナカステタモンジャナイ。

そんなベタな
言葉が頭を過ぎる。

今朝勝手に
耳に入ってきた、
偽善政治家の
くだらないニュースとか。

一瞬で吹き飛ぶくらい。

気持ちのいい
雨の日の出来事でしたとさ。